親子関係の勘どころ❼・・・【数値提示法(後編)】’やる気を引き出す数字の力’

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二つの大手塾(I進学院、A光ゼミナール)に挟まれたエリアで、4月に生徒数30人だった部門を、半年後の10月に受講者数100人、翌々月の12月には120人にまで増やすことに成功した時の話です。
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教育熱心な保護者の方は、二つの大手塾IとAの両方を回り、比べていました。
私自身、大手塾(早稲田アカデミー)で働いていたので、入塾面談の際、どういう意図で何を伝えるかは学んで知っていました。
そこで、そのことを踏まえた上で他塾との差別化を考え、普通の塾が体験面談でやらないことをしました。
それが『数値目標』と『達成度』がその場で出せる、アロックを用いた【数値提示法】でした。
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?‍?アロックは、目で見て耳で聞いて手で単語を書く英単語の速習装置で、教科書編、英検の各級、TOEIC、短大・四年制大学・難関大などジャンル別に整理されていて、並べ替え、穴埋め、英作文対策、不規則動詞の変化などの機能もついているため、顧客のニーズに沿って提供しやすいツールでした。

*最近はスマホでできる単語の習得アプリもありますが、英単語の間違ったアルファベットの ‘文字’ だけが?黄色でクローズアップされ、その文字の部分だけをできるまで何度も反復練習させるツールではなさそうです。
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このアロックを用いて、体験面談に来た母子に1つの具体例を提示しました。年間の単語数です。

学校の教科書で ‘必修’ の単語数を数えてみると、中1が約400語、中2が300語、中3が200語でした。
つまり『10単語修得』したら、中1なら 9.125 ≒ 9日分、中2では 12.166… ≒ 12日分、中3だと 18.25 ≒ 18日分にあたります。

英語が苦手と言って体験に来た生徒も、アロックを【1個増し学習法】でやれば10分以内に10単語を完ぺきにクリアします。
「いま10分かからなくて9日分取り返したんだよ」と声をかけると、それまでの英語の苦手意識やどこから手をつけていいかわからないという不安も消え去って、私の経験では100%の生徒が「まだ続けたい」と言います。そのような子どもの自発的な応答に、後ろで見ていたお母さんはびっくりです。
毎週2~3人の体験生が累積され、教室は塾生よりも体験生だらけになりました。
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?「単語だけでは伸びない」との批判がありました。しかし単語力がなければそもそも始まりません。単語は必修です。
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?「『単語だけ』では読めない」との批判もありました。
たしかに上級英語になれば読めないか、読めても妄想読みになる危険性があります。構文理解が必要です。なので授業で英文解釈や語法をカバーします。指導者の腕のふるいどころです!
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?「年間200語と言っても『必修』の単語数じゃないか」との批判もありました。
しかし子どもは屁理屈を聞きに来ているわけではありません。どこから手をつけていいかさえわからなくなっていた多くの生徒に、アロックでの授業体験は事実、希望の光、大きな突破口を開いてくれたわけです。
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末節、生徒数のことばかり書きましたが、⭐️⭐️『生徒の成績が伸びた』からこそ累積して半年で3倍、8ヶ月余りで4倍に生徒数が増えたことを付記します。
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※前回のブログ【受講生の声】で紹介した高2のA君もアロックで圧倒的な語彙力がついています。
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教育システムデザイナー
日本リアリティセラピー協会会員
日本選択理論心理学会会員
? 古賀俊一郎