親子関係の勘どころ❽・・・やる気と食べ物の関係(低血糖症)

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食べ物が体をつくることは昔から言われていますが、口から食べたものが『集中力』や『やる気』とつながっていると言われるようになったのはいつ頃からだったでしょうか?
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以下は、選択理論心理学会が、まだ現実療法学会と呼ばれていた頃に学んだ内容です。
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人の『思考』や『感情』は脳の中での活動です。
その脳は十分な血液と酸素がなければ活動できません。
脳内を流れている血液に溶けているブドウ糖が不足すれば脳はまともに機能できなくなります。
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一方で、脳内のブドウ糖の量を一定に保つために、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されています。
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甘い物を摂りすぎると血糖値が急激に上昇し、それに対応するために大量のインシュリンが分泌されますが、それが過剰となり血糖値が下がり、低血糖状態に陥ります。
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そして、下がった血糖を引き上げるために、今度は体内で多数のホルモンが分泌されるのですが、それらが過剰分泌されることで、集中力が欠如したり、疲労感を感じたり、憂うつになったり、精神不安定になったり、イライラしてキレたりします。
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夜中に深酒をして帰ってきたお父さんが、「おい、ドアをあけろ!」みたいに怒鳴りちらかして、虎のように暴れまくり、翌朝、恐る恐る、「あなた、朝ごはん…出勤の時間よ…」と言うと、昨夜とは打って変わったお父さんがうつ向いたまま、小声で「行ってきま…す」。
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これなどは典型的な例だとして、
「お酒はかなり糖分が含まれているので、脳の中で大量の火災が発生し、それを消化するためにインスリンという?消防車がもっと大量動員された結果、シュンとなったんだね。」
などと言って、『だから食べるものに気をつけたほうがいい』と、生徒たちに昔からよくお話ししたものです。
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食べ物と ‘やる気’ の関係のお話しでした。
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日本リアリティセラピー協会会員
日本選択理論学会会員
? 古賀俊一郎