?アドベントの恵み

*今回はキリスト教の話です

?アドベントに入りました。

最近では、三越伊勢丹や高島屋などでも?アドベントカレンダーや関連グッズが売られ、アドベントという言葉も定着しています。

アドベントとは、?クリスマスの4つ前の日曜日からの期間を指し、日本語では『待降節(たいこうせつ)』と訳されます。

待降節とは、文字どおり、降(降誕)を待つ節、つまり、?クリスマス(キリストの降誕祭)を待つ時期という意味です。

アドベントの 『アド(AD)』はラテン語で『~へ』、『ベント(vent)』は『来る』という意味。
※イタリア語やフランス語の venire などの語源

?待降節でもクリスマスでも、なんでもイエスキリストの十字架と復活にトピックを持っていく記事を、キリスト教会のチラシなどでよく見かけますが、?クリスマスはクリスマスとして大切に扱われるべきテーマだと思います。

待降節やご降誕という言葉も示すように、神の御子は『生まれた』ということ以上に『降りて来られた』ということ。

創造主(Creator)であるお方が、はるかに次元の低い3次元という、時間と空間に縛られ、また、貧困や病、人間関係から生じる様々な悩み、死の恐れなどに縛られて生きている私たちを、決して見放さず、見捨てることなく『降りて』きてくださった、その神の謙卑の中に、私たちに対する神の愛の ‘しるし’ を見ることができるのではないでしょうか。

『神は、独り子を世にお遣わしになりました。
その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。
ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。』
ヨハネの手紙一 4章9節

~生きるようになるため~

希望の見えにくい時代に ‘生きて’ いる私たちですが、?アドベントの ‘しるし’ をおぼえることで、『神は決してあなたを見放さず見捨てない』、『神が目を向けてくださっている』という事実を思い出して、お互い、心にエネルギーをいただいて歩んでいきたいものです。