?column/essay 『sinとcrime』

※表紙の写真は、3/1(金)、学校行事でTDL(東京ディズニーランド)に行った時に撮ったものです。
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この日をはさんで、千葉県では震度4クラスの大きな地震がきていますが、幸いこの日は天気にも恵まれ、コロナあけ?を象徴するように、多くの人たちが楽しんでいました。
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対照的に、暦の上ではレント。
イースター(復活祭)までの、日曜日を除く40日間のことで、『受難週』とも言われます。
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『受難』という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、バッハの《マタイ受難曲》と言えばピンとくるのではないでしょうか。
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バッハの最高傑作とも言われる《マタイ受難曲》は、イエスの捕縛、ローマ帝国の地方総督ポンテオ・ピラトのもとで裁判を受け、十字架につけられ、死んで葬られ、その墓の封印にいたるまで、つまり、十字架にかかるイエス・キリストの受難を描いた曲です。
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『受難週』は、キリストが、私の罪のために、身代わりとして十字架にかかり、苦難を引き受けられたことを思い、自分を静かに見つめなおす時期です。
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TDLで ミニー・イン・ワンダーランドを楽しんでしまいましたが…。
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ところで、‘罪’ という意味を表す単語には sin と crime があります。
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その『違い』は明確で、
sin は道徳・倫理上の罪、
crime は犯罪など具体的な行為としての罪です。
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『では、SIN と CRIME の『共通点』は何かわかりますか?
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答えは、SIN も CRIME も『 I が中心』にある点です。
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‘ I(= 私) が中心 ’、自己中心こそが罪の始まりなんですよ。』
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この話は、学生(Master of divinity equiv.)の時?、宮崎西高校のクリスチャンの先生から聞いた話です。
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さすがは偏差値61~71の高校の先生、教え方がひと味違うなあ!と思っていたら、教会でも同じ話がされていました…。
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道徳的に生きていくために利己心を捨てることはできても、自分が生きていく以上、‘自我’ を捨てることはできないでしょう。
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『自分自身を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい』と聖書は言います。
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隣人を大切にするために、まず自分自身を大切にすることが求められています。
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偏狭な自己愛ではなく『健全な自己愛』を育み、養い育てることが大切だというわけです。
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Q.『では、どうしたら?』
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答えは『愛されている』『大切にされている』ことを ‘知る’ こと。頭ではなく、全実存をかけて全身全霊でその愛を受け取る体験をすることではないでしょうか。
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『わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。だからわたしは人をあなたの代わりにし…』
(?イザヤ書‬ ‭43:4‬)
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『…死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。』
(?ロマ書 ‭8:38‭-‬39‬)
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お互いに、隣人を心から大切にできるために、自分自身を大切に養い育てていきたいものですね。
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日本選択理論心理学会会員
リアリティセラピー協会会員
教育システムデザイナー
校内塾サポートシステム
オンライン学習塾?ぶどうクラブ
? 古賀 俊一郎